革修理|長野県松本市の革修理なら革研究所 長野店
革修理ブログ
2024/06/14
【革ソファー修理事例】ソファ スレキズ補修
ソファー修理、ブランドバッグ修理、革財布修理の革研究所長野店です!
さて、本日はソファーのスレキズ補修の修理事例をご紹介いたします。
『ソファーのシミ・スレ・キズが気になる』
『色褪せてしまったソファーをなんとかしたい』
『傷んでいる箇所が多くても大丈夫?』
『ソファーはどうやって修理をするの?』
こちらが施工前のソファーのお写真です。
部分ごとにアップで見ていくと、以下の通り。
【肘置き部分】
【座面部分】
全体的にスレ・キズ・色褪せが目立つ表面状態です。
今回はこちらを塗装による全体補修で再び綺麗な状態へと修復していきたいと思います!
ソファー修理の場合は、LINE等で画像をお送りいただいて施工ができるか確認させていただいたあと、一度お客様のご自宅に伺い実物を拝見した上で正式なお見積もりをお出しさせていただく流れとなります。
というのも、大型のものは直接お引き取りの経路や方法を確認させていただきたいのと、ソファーの構造や表面状態を一緒に確認しながら、施工方法や仕上がりをご説明させていただく方が、お互い安心であると考えているためです。
★近隣エリア(松本市・塩尻市・安曇野市・山形村・朝日村・上田市周辺)は出張費無料です!
お気軽にご相談いただければ幸いです。
今回のご依頼の修理工程は、大まかに以下の流れで進めていきます。
1. クリーニング・脱脂
2. キズ補修・研磨作業
3. 染色1回目
4. 染色2回目・色止め・艶調整
5. 最終仕上げ
各工程ごとに詳しく解説していきます。
まずはクリーニングです。革研究所自社開発のクリーナーで、ソファーのホコリやよごれを掻き出すようにブラッシングし落としていきます。また元の革表面に残っている塗膜もしっかりと除去します。ここでしっかり汚れや油分を落としておくことは後々の色はげを防ぐ等、仕上がりにも大きく影響するため、念入りに作業をおこなうことが大切となります。
次に、キズの補修です。キズ補修材を塗布し、乾いたら表面を研磨してなだらかな表面を作っていきます。たくさん触れて使うものですので、繰り返し研磨を行い手触りよく仕上げていきます。
下地が完成したら、染色です。お客様と事前に打ち合わせをし決めていたお色に合わせ調色を行い、全体に塗布していきます。お色を入れると同時に、さらにキズを補修する作用のある薬剤を混ぜ作業を行います。
しっかりと乾燥させ、仕上げの染色です。ここでは色どめ(トップコート)とツヤの調整も同時に行います。
最後に、オイル仕上げを行い革表面を保湿し、作業が完了です!
それでは補修完了後の写真をご覧ください!
補修によって、また新たなソファとして生まれ変わりました!補修前はカサついて乾燥した状態のソファでしたが、お色を入れるとともにしっかりと保湿も行い、革のコンディションを整えた上で納品させていただきました!
これからもまだ長くお使いいただけることと思います。ご依頼誠にありがとうございました^^
当店では、【クリーニング+スレ傷補修+染め直し+色止め加工+オイル保湿】以上の5工程を含むコースにて、施工のご提案をさせていただいております。
修理後も永く革製品をお使いいただくために、お手入れ・メンテナンスの仕方等についてもしっかりとお伝えさせていただきますので、どうぞお気軽にご相談くださいませ。