革修理｜長野県松本市の革修理なら革研究所 長野店

【Before写真】ホック交換前のmiumiu財布

こちらが、ご依頼のお財布です。

miumiuの二つ折り財布。

問題のホック部分は内側部分です。

こちらのホックは、バネホックというタイプ。

よーく見ると、メス側の真ん中のバネ部分が片方 折れております　＞＜

オス側は特に問題ありません。

お財布自体はとっても綺麗な状態で、まだまだお使いいただけそうですね。

今回はこちらのホックを交換し、再び閉まるようにしていきたいと思います！

メーカー純正の金具で修理はできる？

修理について触れる前に、、、

『ブランドロゴの入った純正の金具で修理することはできますか？』

このようなお問い合わせいただくことがあります。

結論から申し上げると、それは　不可　です。　＞＜

特に、一度打ち込まれたホックやカシメは基本的に再利用することが難しいため、取り外したら新しい金具へ交換となります。

また、純正のものはわれわれ修理店が入手することはできないため、もともと付いていたものに近い代替パーツでの交換となります。

もしもどうしても純正品がいい場合は、一度正規店にご相談いただくのをおすすめいたします♪

miumiu財布　ホック交換　工程

それでは、ホック交換について解説していきます。

まず、ホックの仕組みについて軽く触れておきます。ホックは以下の4つのパーツで構成されます。

こちらのオスパーツとメスパーツのセットを、それぞれ穴を開けた革に挟み、専用の打ち具を使って取り付けていく仕組み。

今回はメスパーツ部分だけの不具合でしたが、ホックは基本的にオスメスセットで使用するものです。

もしも修理品と交換パーツの型が同じであれば片側だけの交換でもOKですが、今回は留まり具合が少々緩かったので、オスメスどちらも交換していきました。

お客様にもご満足いただけました！ご依頼誠にありがとうございました。