革修理｜長野県松本市の革修理なら革研究所 長野店

 

ソファー修理、ブランドバッグ修理・革財布修理の革研究所長野店です！

今回はBOTTEGA VENETA(ボッテガ・ヴェネタ)のバッグのスレ傷補修のご依頼の事例を見ながら、当店の革カバン修理についてご紹介していきます。

 

『革鞄のキズ・スレ・汚れが気になる』

『どんなブランド品でも直せるの？』

『ブランド品じゃなくても直してもらえる？』

『バッグ修理のメニューは何があるの？』

 

1.  マスキング

まずは下準備。バッグ内側や持ち手の金具部分などの塗装をしない箇所にマスキングテープ等を使い、丁寧にマスキングを行っていきます。

 

2. クリーニング・脱脂

次にクリーニングです。クリーナーを塗布し、汚れを浮かせて除去していきます。この工程で汚れや表面の塗膜を剥がしてあげることは、補修後の色ハゲを防ぐことにも繋がるため、全体を丁寧に拭き上げていきます。

 

3. キズ補修・研磨作業

表面のキズ・毛羽立ちを、専用の補修材を使用して補修していきます。塗布し乾燥させた後に研磨を何度か繰り返し、きれいな革の表面を作っていきます。

 

4. 染色１回目

下処理ができたら、染めの作業に入ります。もとのブラウンのお色にできる限り近い色に仕上げるべく、赤・黄・白・黒の顔料を混ぜ合わせ調色していきます。色が決まったら、1回目の染色です。スプレーガンで少しずつ全体を染め上げていきます。

 

5. 染色２回目・色止め・艶調整

しっかりと乾燥させた後、仕上げの染色です。ここで色どめと艶感の調整も同時に行います。

 

6. コバ再生

今回は革のフチ部分（コバ）もブラック色に塗り直していきます。バッグ表面部分と同じように、クリーニングをし、補修材と顔料の塗布・研磨を繰り返し、キレイな表面に整えていきます。

 

7. 最終仕上げ

最後にオイルクリーナーで拭き上げて革表面のコンディションを整え、施工が完了です！

 

【After写真】補修完了後のBOTTEGA VENETA(ボッテガ・ヴェネタ)のバッグ